アート・コレクターへの第一歩
人は絵画を求め続ける
古代の洞窟壁画の時代から現代に至るまで、この世に多くの絵画作品が生まれ、制作され続けてきました。制作する側に伝えたいメッセージがあり、また鑑賞する側にはそのメッセージを受け止める心の扉が開いていたからでしょう。
ピカソのキュビスムに端を発し、カンデンスキー、モンドリアンを抽象絵画の幕開けとすれば、抽象絵画がこの世に生まれてすでに100年が経過しています。初期の頃は「難しい」「意味がわからない」となかなか理解されにくかった抽象絵画も、絵画の本質を抽出したという意味において人の感受性を刺激し、鑑賞者は描かれていないものを絵画から読み取ろうとする愉しさを追求し始めました。
現代のアート・マーケットで世界中のコレクターたちがこぞって欲しがっている分野が現代アートであり抽象絵画が高く評価されているのも、人々がその絵画に描かれている魂を追い求める姿なのでしょう。
抽象絵画の楽しみ
「抽象絵画は音楽を楽しむように味わえばいいのだ、しばらくしたら好きになるかもしれない、そうでないかもしれない」("It (abstract art) should be enjoyed just as music is enjoyed after a while you may like it or you may not." )とジャクソン・ポロックが語っていますが、絵画作品を部屋に飾り、作品と対峙する行為は、まあとりあえず部屋で音楽でもかけてみましょう、という行為と似ているのかもしれません。
また18世紀のイギリスの画家、ジョシュア・レノルズはこんなことを言っています。
A room hung with pictures is a room hung with thoughts
- 絵画が掛けられた部屋は、思考が掛けられた部屋である -
画家 オード・ドゥ・ヴォク
CocoRococoでご紹介するフランス人画家、オード・ドゥ・ヴォク氏(1978年生)はジャクソン・ポロックをはじめ多くの抽象画家からインスピレーションを受け、非常に音楽的な要素を込めた作風が特徴です。
展覧会歴
2021 | Galerie Sonia Monti(パリ) |
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2020 | Galerie Sonia Monti(パリ) Galerie BDMC - Village Suisse(パリ) Regards croises Paris Cologne (パリ / ケルン) |
2019 | International Contemporary Art Exhibition(パリーソウル / パリー東京) Galerie Beauté du matin Calme -Village Suisse (パリ) Art Shopping (ドーヴィル) Regards croisés Paris Séoul Pékin (パリ / ソウル / 北京) Regards croisés Paris/Bruxelles (パリ / ブラッセル) |
2018 | Amsterdam Whitney Gallery (ニューヨーク) Salon International d'art contemporain Art3f (リヨン) The Brick Lane Gallery (ロンドン) Galerie Art Up Déco (パリ) |